2003.2.7

8月全外教大阪大会について(経過と見解) 

     全朝教大阪(考える会)運営委員会

 

                                        

 大阪はじめ全国の、在日朝鮮人教育、在日外国人教育に熱意と関心をお寄せくださる皆さん

 今年夏に開催が予定されている全外教大阪大会に向け、私たちは昨年10月、従来の大阪の教育運動や実践の経過と、全朝教運動の中での大会開催の原則をふまえ、「大阪の関係諸団体の参加によって実行委員会をつくること」を求めた代表見解を公表しました。しかし、その後も、全外教側の準備が一方的に進められる状況で、このまま大阪大会が強行されれば大阪と全国の在日朝鮮人教育運動と実践に対して禍恨を残すと考え、話し合いを提起して協議を続けてきました。

 全外教大阪大会の開催について、これまで大阪の在日朝鮮人教育、外国人教育運動を担い支援してきた諸団体を実行委員会体制の中に網羅すること、また、そうした教育運動と教育実践に基づいて大会の中身を作って行くために最低限必要な事柄について、全外教側に要請しました。それは、大阪大会に責任を持って私たちが関わるために必要なことでもありました。「実行委員会を、各種団体を網羅して一から組織し直す」ことがその根本です。

 私たちの申し入れに対して、全外教運営委員会は、「既に発足した個人参加の実行委員会をそのままで、大阪の各種団体は新たに<協力団体>として位置付ける」との見解を出し、さらに協議が続けられました。しかし、結局、この一年来の経過と時間的な制約によって、諸団体を網羅した協力体制をつくり出すには至りませんでした。

 全朝教大阪(考える会)は、従来も、今後も、諸団体との連帯の中で教育運動と教育実践を進める立場に変わりはなく、その原則からして、そうした協力体制がない中でこれ以上本年の大阪大会に関わることはできません。

 私たちは、今回全外教側の人々と協議したことを大切にしつつ、今後の大会がどのような形で実施されるかを見極めた上で、民族学級運動を中心とする関西の運動と実践を全国へ発信し交流する筋道を切り開くために努力したいと考えます。

 在日朝鮮人教育、在日外国人教育の運動と実践のために、ともに協力して前進することを訴えます。

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