2003年1月11日                                 池田市立池田小学校

池田オリニモイム

 

 1月11日(土)、池田市池田小学校で第15回池田オリニモイムがありました。オリニは「子ども」でモイムは「集い、集会」です。

 午前10時、市内の各小学校から来た子どもたちが受付に列を作り、小学校の教室で開かれている韓国・朝鮮の「ことば」や「楽器」、「工作」、「料理」の各コーナーへと参加していきます。民族衣装を着た先生と挨拶の言葉やハングルを習ったり、チャンゴを一緒に叩いたり、パズルを作ったりしてして楽しんだ後、お昼には温かいチヂミとトック、香ばしいコーン茶でお腹がいっぱいになります。

 体育館では、「遊び」のコーナーで双六のようなユンノリをしたり、独楽を回したり、民族衣装を着て写真を撮ったりもできます。

 午後からは「朝鮮のリズムを楽しもう」ということで、ケグリの会や呉服小学校の母国語教室の子どもたちが農楽を演奏しました。ケグリの会は、月一回神田小学校で民族講師の先生から言葉と遊びを学んでいる子どもたちの会です。ピンク、緑、青と色鮮やかな民族衣装を着てチャンゴを叩く子どもたちの姿は自信に満ちて、誇らしげでした。神田小学校ではテコンドーの教室が開かれるというお知らせもありました。

 続いて、池田中学校の朝文研のサジャ(獅子)の舞、池田北高校朝文研も加わってチャンゴとプクの演奏、最後は小学校の先生たちを中心にしたチャランの会がステップも軽やかにソルチャンゴを披露しました。チャンゴの乾いた音と、プクのドンとお腹に響く音、ケンガリのカンカーンというリズムで、自然と気持ちが高まっていきます。

 入り口では、保護者会の人たちがキムチやユズ茶、ワールドカップ記念のボールペンなどを販売しています。

 印象深かったのは、たくさんの人がこのオリニモイムを支えていることでした。保護者、教員はもちろん、小中高が一緒になって子ども会、その卒業生、その友人と、輪が広がっています。小学校の時の担任の先生に会えたり、トックを入れてくれたのが中学校の後輩だったり、懐かしく暖かな集まりでした。(池田北高校 本木知子) 

    171号表紙へ

 

inserted by FC2 system