<主張>

4月27日(日)1時〜6時 大阪市立御幸森小学校

  民族教育ネット阪神教育闘争55周年記念行事

「関西発!多民族・多文化共生教育と民族教育権を考える」に結集しよう

 

「大阪における、これまでの民族学校や民族学級などの長年にわたる在日朝鮮人教育の、豊かな教育実践の蓄積を土台にしながら、「在日」と「新渡日」との子どもたちを包括的に視野に入れた多民族・多文化共生教育の必要性と可能性について論議をしたい。」 

 4月27日の集会の開催趣旨文では、以上のように位置づけている。(次ページ参照)

 私たち全朝教大阪(考える会)は、全外教の運営からの排除、一昨年兵庫大会でのリポート発表締め出しという状況の中でも、大阪における民族学校との連帯・民族学級実践の運動を粘り強く進めてきた。全外教「大阪大会」を強行しようとする人々とは、いずれいつかは和解と協働の実践・運動が可能になるであろうことを期待しつつも、今日の時点では協働が成し得なかった。しかし私たちは、一つには、日本の学校の中に民族学級などの民族が集う場を設置していこうとする実践論、二つには、それらの実践・運動を日教組運動との連携の中で進めなければならないという組織論の正当性について今後も妥協することなく主張し続けるつもりであり、この点ですべての人々との協働をめざしている。

  阪神教育闘争50周年集会以降五年間の民族教育ネットワークの活動においても、「多民族・多文化共生教育」と「民族教育権の確立」という視点を大切にしてきた。そして今年、李京愛さん(同胞保護者連絡会)、豊住マルシアさん(神奈川・ブラジル)、葉映蘭さん(東大阪・中国人講師)、榎井縁さん(とよなか国際交流協会・日教組共同研究者)たちの座談会を第一部に、第二部では、@民族学級や日本語教室での実践、A外国人学校の現状と課題、B地域社会と多民族・多文化共生教育、C総合学習での多民族・多文化共生教育、D日本籍マイノリティのアイデンティティなどの五つの分科会を設置して記念集会を開くことになった。

  大阪の仲間のみなさんはもちろん、関西から発信する今回のテーマに、全国の多民族・多文化共生教育をめざす仲間のみなさんが積極的に参加されることを期待します。

(運営委員 太田利信)

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