8月21日(土)22日(日)民族教育フォーラム2004
「国際化時代の多民族・多文化共生教育」に結集しよう!

 来る8月21日森ノ宮「アピオ大阪」、22日天満橋「エルおおさか」を中心に、民族教育フォーラム2004が開催されます。主催の民族教育ネットワークとともに、全朝教大阪(考える会)はこの行事の成功を目指して全力で取り組んでいます。
 なぜ、今の時期に、このような行事なのか。民族教育ネットワークの趣旨文とともに、私たちには特に期するものがあります。
 ひとつは、民族教育権、民族学級運動を、大阪だけの特殊な教育運動、教育課題で終わらせずに、全国での普遍的な教育課題として確立、発信させたいということです。教室で、廊下の片隅で、日々行われる私たちの教育活動の課題が日本全体の教育課題とつながること、それなしには、現状のさまざまな困難を突破してこの教育運動を維持発展させることがむつかしい。にもかかわらず、1995年以来、その課題自体の全国に向けた発信、連携をすることができないままでした。しかし、その間にも各学校現場での民族学級実践はじりじりと前進してきたのです。今こそ、「全国どこでも民族学級を!」
 二つは、在日朝鮮人と日本人の教職員、教育関係者の協働が民族教育ネットワークとして前進し、昨年4月25日の阪神教育闘争記念行事で、新しく渡日した外国人やアイヌ民族など国内の諸民族、国際結婚による生まれながらの国際人など、従来の在日朝鮮人の民族教育に関わる課題を越えた問題が明確に共通の視野に入ってきたことです。「それぞれの民族、それぞれの民族学級を!」
 三つは、戦後の「平和と民主主義」を基調とする教育運動を、今日の教育基本法・憲法改悪のもくろみの中でどう発展させていけるかという課題です。「北朝鮮」を悪く言えばそれですむという風潮に抗して、学校の中から「平和と人権」を実現する教育をすすめ、朝鮮植民地支配の清算を、本名を呼び名のる学校を実現しなくてはなりません。「民族学級を通じて、諸国民・諸民族の平和と人権を学校の中に!」
 私たちは、この民族教育権と民族学級の確立を通じて、多民族・多文化共生の日本社会と東アジアの平和という未来への希望につなげたいと思います。
 すべての会員の皆さんに今後の私たちの教育運動の成否を賭けてともに協力いただきますよう呼びかけます。(印藤)
(民族教育フォーラム2004の趣旨・内容については別紙「開催要項」をご覧下さい)
     
inserted by FC2 system