子どもは正直だ! 神戸市蓮池小のオリニソダン |
ダブログ http://blog.livedoor.jp/joonil/archives/19816466.html 2005年04月23日より |
アンニョンハセヨ、在日韓国青年同盟兵庫県本部の李俊一(リチュニル)です。 今日はですね、在日コリアンのオリニ(韓国語で「子ども」)たちにチャンゴを教えてきました。カテゴリーは「韓青」にしていますが、厳密には韓青ではなく、「在日コリアン児童生徒保護者の会」という、在日の保護者の方々が運営している「民族学級」の子どもたちです。 「民族学級」っていうのは、日本の学校に在籍している在日コリアンの児童生徒のために、日本では習うことができない母国の言葉や音楽、生活習慣などを習うことができる学級です。神戸では、そのへんの在日外国人に対する教育がショボくって、ボランティアで有志が運営している状況なのです。 で、僕はそこの代表をされている金さんと関係が深く、たまに手伝わせてもらっているんです。僕にとって金さんは、恩人であり、恩師です。韓青を紹介してくれたのも金さんだったりします。同胞児童に対する無償の愛情には学ぶものが多いです。 で、練習風景なんですが、まあ子どもが元気すぎるくらい元気です。 僕が尊敬してやまない金さんが今日の練習内容を説明しているときにも、平気で「カンチョー!!」とかやってしまいます。やめろぉぉぉ・・・ しかし、やるときはやる、結構すごい子達です。大人だったら何日もやらないと覚えられないチャンダン(リズム)を初日でいきなりたたけたりします。この辺は子供の力はすごいなあ。ただ、反面思い込みが強い傾向もあり、一度間違えておぼえたらなかなか直りません。そのへん、大人との違いがとっても勉強になりますねぇ。 一人で二十人くらいの元気な、しかも学年がバラバラの子どもたちの指導をするのは、正直結構キツイもんがありますが、それに見合った見返りはあります。こどもとの絆が強まれば強まるほど、自分の「世代としての責任」を強く感じます。僕たちの次の世代のこの子達が、堂々と韓国人として生きていけるかどうかは、まさに僕たちにかかっているんだということを確認できるのです。けしてけして、差別の問題は自分ひとりの問題ではない。世代がつながっていくのを感じるとき、僕はなんともいえない充実感を感じます。だから無償でやるんですよ。あ、でも、金さんにお昼ご馳走してもらったりとかはしてるから、完全に無償ではないですが(笑) 今日は、五月の神戸祭りの出演に向けて、音の確認が一通りできたので、よかったです。 で、練習がおわってやれやれ・・・と思ったんですが。とことこっと、一人の女の子が僕に近づいてきて 「ねえ、めがねとってー」 といってきました。 ・・・なんや、眼鏡がめずらしいのか?いわれるがまま、とってみる。 「うーん、もっかいかけて−」 ???なんやろう?もう一度かけてみる。 すると、その子がちっちゃい顔をしかめながら、言い放った。 「あんた、めがねかけてたほうがいいわー。めがねはずしたらきもちわるい」 「・・・!!」 ほんま、子どもは正直です。すっごい傷ついた(涙)・・・ というわけで、今日はここまで。 |
尼崎入居差別訴訟を支える会は7月10日(日)2時小田公民館で総会があります。記念講演朴一さん。李俊一さんは2004年度大阪府立池田北高校3年国際理解朝鮮語の特別非常勤講師を勤められていましたが、その教育活動の日々がこの訴訟と支える会活動の立ち上げに重なっていたのです。尼崎入居差別訴訟についても注目と支援を!(印藤) |
参照URL |
http://www12.ocn.ne.jp/~gqnet/nyukosaiban.htm http://groups.yahoo.co.jp/group/leest-ns/ |