多文化共生を求めて 



日本社会に暮らす「在日」と「新渡日」の思い(173号)
  座談会  李京愛豊住マルシア野入直美葉映蘭秋辺得平榎井縁

中国からの子どもの退去強制問題と学校現場の課題(172号)
  座談会  葉映蘭  林二郎  草加道常  空野佳弘

印藤和寛
在日ブラジル人の子どもの教育と放送大学問題(168号)

小川徹
ベトナムの子どもたちとともに−志紀小 日本語教室の現状と課題−
(158号)

中村浩三・井上泰雄
中国出身生徒にかかわって−アイデンティティーを保証する取り組み−(152号)

岩崎裕保・榎井縁
グローバル教育(新しい開発教育)と在日外国人教育
−在日朝鮮人教育を国際的視点から位置づける−
(148号)

ニイナン
中国人教員として(135号)



法務省の統計より。

日本語学級・日本語教室

  外国から日本へ来た子どもたちが日本で学校生活を送るにあたって、何が必要なのでしょうか。日本語教育にたずさわる教職員は、次のような経験をします。

  「日本語学級に来て話している時に母国の事が話題になると目を輝かせながら、食べ物や料理の話、自分の住んでいた所や国でやっていた事、国の友達の話などを大声で話している。そういう時、日本語を教えてやる事こそが最善の事だと思っていたが、そういう事ではなくて、彼等のペル−人、ブラジル人としての存在を認め、尊重し、受け止める事こそが一番大切な事であったのだという事が、今になって痛感させられる。」
 
 川村秀尚公立小学校における外国人児童に関する考察 外国人児童の抱える問題とその解決に向けて」1994年より……東京都福生市立福生第一小学校日本語学級(多摩地区最初の日本語学級として1993年4月開設)の経験から

 日本語指導や日本社会への適応教育を目的とする日本語学級も、その真実の教育課題に直面したとき、いやおうなく教育の根本前提に目を向けることになるのでしょう。それは「民族学級・母国語学級」とも共通のものにほかなりません。

  また、これは、長年日本の部落差別をなくすための闘いの中で推進されてきた「識字学級」の人権教育の視点とも相通じるものです。

  今日の国際社会は、民族的アイデンティティをはじめ母文化・母語など、子どもが受け継いでいるアイデンティティーを保持伸展させるための教育を、子どもの当然の権利だとみなしているのです。
子どもの権利条約( Unicef ユニセフ)を見てもそのことは明白です。 



 各地へのリンク

識字・日本語センター (大阪)

大阪府人権協会
松原市立恵我南小学校日本語教室
大阪市立市岡中学校日本語教室

東京都福生市立福生第一小学校日本語学級
東京都港区立笄(こがい)小学校日本語学級
品川区立八潮小日本語学級
江戸川区立葛西中学校

関西国際交流団体協議会
移住連・移住労働者と連帯する全国ネットワーク
多文化共生センター
日本語教育新聞社
かながわ日本語学習マップ


北海道ウタリ協会(アイヌ民族の社会的地位の向上と文化の保存・伝承及び発展を図る)
わたしたちのまちの外国人労働者(京都大学のユニセフ・クラブによる研究発表)
中国・サハリン帰国生徒支援「同声・同気」中国帰国者定着促進センター・埼玉県所沢市)
E−CHINA@TOWN(在日中国人に関する総合情報サイト)
ニッケイ新聞(日本経済新聞ではなく、ブラジルで出ている日系人対象の日本語新聞のHP)
ひょうご随想−外国人学校訪問記(兵庫県内にある外国人学校、国際学校を紹介)
有道出人の日本語HP(アメリカから日本に国籍を移し、「外国人お断り」の貼紙の廃絶をめざす)
Die Kreuzungsstelle(日本人の父。ドイツ人の母、自分はナニ人かを考える))
保見ヶ丘ラテンアメリカセンター(愛知県豊田市でブラジル人、ペルー人等の支援と教育に当る)
国際子ども学校ELCC(就学の機会が奪われているフィリピン人の子どものための学校))
日本ベトナム友好協会大阪府連(ベトナム人の日本語を理解する方法など)
Lissa's Homepage(ブラジルと日本を行き来して育った作者の個人サイト)
ペルー人教会(ブログ)(在日ペルー人など中南米人と日本人が集うユニークなキリスト教会)
世界のインド人街から(「印僑」なる言葉がある通り、インド人は世界の隅々に住んでいる)
  



 

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